2016年1月20日水曜日
初海外一人旅(スペイン)で財布盗難。
生まれて初めてスリというものを経験しました。
しかも初海外一人旅中でスペインを訪れていた時。
盗まれたと分かった瞬間、
これは嘘だ。
と信じたかったがそれは現実だった。
あの時の衝撃は今でも忘れないなぁ。
それは私がロンドンに住んでいた時、友達と一緒にフランス旅行をしました。
友達はフランス旅行後、先にロンドンに帰り私はスペインのバルセロナに行きました。
これが初海外一人旅。
多少、不安もあったが、基本プラス思考なので「どうにかなるでしょ!」精神で
バルセロナに入国。
サクラダファミリアなどガウディの作品をみてまわったあと、地下鉄でも気軽にいくことができるバルセロネータというビーチに行きました。
アイスクリームを食べて、スペインの真っ青の空を見て
「スペインって人もフレンドリーでご飯も天気も最高!!( ´ ▽ ` )ノ♩」
と浮かれモードの私。
旅も最終日がきてロンドンへのフライトの日。
「よかったー。バルセロナ危ないって聞いてたけど何もなかったー。」
と安心してホテルに荷物を置いていたため、
ホテルに戻る地下鉄に乗る。
車内も混んでる様子もなく、目的地の駅につき何事もなく地上に上がる。
…。
……。
何か違和感を感じる。
何かカバンがちょっと軽い気がする?
カバンを見ると、チャックが開いている。
冷や汗が流れる。
カバンの中身を確認すると、あったはずの財布がない。
「え!いつ!!うそ!!!!」
今考えてもいつ盗まれたのか全くわかりません。
車内は人も少なく私に誰か接触した記憶もない上、地下鉄で切符を買うために一度財布を取り出して、カバンに戻してチャックをしっかり閉めたのはしっかり覚えてます。
カバンは私の前か横にしていました。
仮に横にしていたとしても、誰かが触るのは不可能だったと思えるほど、
人はいなかったはず…。
うーん。さすがプロです。
悔しいけどお見事というしかありません。
話を戻します。
盗まれたのは
・現金5〜7万ほど(←入れすぎ。笑)
・免許証
・クレジットカード3枚
・キャッシュカード2枚
・プラダの財布(まだ買ったばかりでした。)
・その他カード類
盗まれた!!と気づいた瞬間、意外と私は冷静でした。
今何をしないといけないのか。
・カードをとめる。
・警察にいって保険会社用にレポートをもらう。
・wifiが繋がるところにいって親に電話する。
・その日の19時のロンドンまでのフライトに間に合うように全て終わらせる。
・空港までのお金を工面する。
よし。まずホテルに帰ろう。
盗まれたのが午後3時くらい。
急いで、ホテルに戻ってwifiをゲットして親に電話して
カード休止手続きを全てお願いした。
それから警察を探す。
道行く人に聞く。
" Excuse me! Do you speak english? "
"No.."
3人続けてNoと言われ、4人目の八百屋さん的なお店のおばちゃんが「ちょっと待ってなさい」的なことをスペイン語で発してお店の奥に入る。
一時すると誰かを連れて戻ってきて「この子は英語が話せるから!」的なことをスペイン語で教えてくれた。
たとえ、言葉が理解できなくても意思疎通ができるってすごいなぁって今でも思う。
で、その素敵なおばちゃんと一緒にきてくれた人が少し英語が理解できる人で、
だいたいの行き方を教えてくれた。
"Gracias!"(スペイン語でありがとう。)と私の中の最大限のスペイン語を駆使してお礼を言い、急ぎ足で警察に向かう。
途中、道がまたわからなくなって通りすがりの男の人に聞くと、
流暢な英語で教えてくれる。
わざわざ紙を取り出して、絵まで描いてくれた。
その人のおかげで近くまで来れて、最後に通りすがりのカップルに再び聞く。
その二人も英語で答えて警察まで案内してくれた。
バルセロナで旅中色んな人に話しかけたが、お年寄りの方は英語が全くわからず
若い方は割と理解できるし話すこともできる人が多い印象を受けた。
ようやく警察にたどり着き、英語で必死に訴える。
ただ、警察の人も英語が話せず、うまくは事は進まない。
だが、バルセロナの警察官は優しくて、笑顔で一つ一つ対応してくれた。
今日の19時の飛行機に乗ってロンドンに帰らないといけないけど、
お金がなくて空港までいけないと訴えたら、
なにやら紙を渡されて、これを駅員に見せたら彼らは君を無料で電車に乗せてくれる。
という素晴らしい対応までしてくれた。
本当に感謝しています。
レポートも1時間もしないうちに発行してくれて、無事に空港行きの電車も
無料で乗ることができた。
その後、パスポートは無事だったため飛行機も無事に乗れ、
ロンドンの家に帰ることができた。
スペインに知り合いも友達もいない、スペイン語も分からないし、お金も一銭もない。
そんな状況でも私はなぜか冷静になることができた。
そして、バルセロナの人々は皆んなフレンドリーでたくさん助けてくれて、
スペインが嫌いになるどころか、大好きになった。
最初の海外一人旅が、こんな忘れる事のできない波乱万丈な旅になるとは全く想像もつかなかったが、ここから学んでその後のヨーロッパ一人旅では特に大きいトラブルはなかった。(その翌年、次はメキシコで財布を盗まれたが。笑)
助けてくれた方には今でも感謝しています。
本当にありがとうございました。
スペイン。色々あったけどまた行きたいな。
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